広島・床田 阪神独走許さん 初回からエンジン全開で才木に投げ勝つ「先にマウンド降りないように」 8日先発

 虎を止めろ!広島・床田寛樹投手(30)が7日、マツダスタジアムで調整し、8日・阪神戦(マツダ)での好投を誓った。8日から本拠地で迎え撃つ首位・阪神は現在8連勝中。相手先発・才木との投げ合いに「先にマウンドを降りないようにしたい」と気合を入れた。チームトップの7勝をマークしている左のエースが立ちはだかる。

 このまま独走を許すわけにはいかない。6・5ゲーム差で追いかける、首位・阪神との直接対決。差を縮める絶好のチャンスに、エース左腕が立ち上がる。最高気温35度を計測したマツダスタジアムで最終調整を行った床田は「なんとか粘り強く投げられたらいいかなと思います」と力を込めた。

 相手先発は6勝をマークしている才木。防御率は1・56と安定感抜群だ。マッチアップは今季初で、意識については「全然していないです」と話したが、「今年、投げてる時はずっと接戦になるだろうとは思っている。先にマウンドを降りないようにできれば、一番いいのかなと思います」と、週頭を任されているプライドを胸に戦う。

 阪神戦は今季4試合で1勝3敗、防御率2・67とやや苦戦している。特に分が悪いのが近本だ。ここまでの対戦成績は13打数5安打、打率・385。切り込み隊長として猛虎打線を引っ張る打者に対し、「良いバッターには変わりない」と警戒を緩めることはない。

 初回から一気に畳みかける破壊力を持っている打線なだけに、リズムをつくる意味でも初回の攻防がカギを握ると分析する。前回1日のヤクルト戦(マツダ)では7回2失点と試合をつくったものの、初回に先制点を献上。「前回、初回に点を取られているので、初回にしっかり頑張れたらいいかなと思います」と立ち上がりからエンジン全開で立ち向かう覚悟だ。

 真夏の戦いにはもう一つの“敵”となる暑さもある。直近7登板で6度目となるマツダスタジアムでのマウンド。「(暑いのは)だいぶ苦手ですね」と苦笑いしながらも、「前回は試合には勝てなかったですけど、気温には勝ったと思うので。また気温に負けないようにできたらいいかなと思います」と笑顔を交えながら気合十分。体調管理やコンディション調整にも余念がない。

 「あとはほんと気持ちですね。どんだけ練習しても、やっぱマウンドで暑い…となったらあんまり意味ないと思うので。暑くない!と思いながら投げます」と床田。気迫のこもった投球で虎の勢いに待ったをかける。

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