広島ドラ2・佐藤柳 楽天ドラ1・宗山を斬る! 1日楽天OP戦で注目同期対決「負けたくない」
広島のドラフト2位・佐藤柳之介投手(22)=富士大=が2月28日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加し、先発する1日の楽天とのオープン戦(倉敷)での快投を誓った。出場が濃厚な楽天のドラフト1位・宗山(明大)とのルーキー対決に向け「いろんなボールを使いながら抑えたい」と闘志。開幕ローテ入りへ、弾みの登板にしてみせる。
マツダスタジアムの張り替えられたばかりの青々とした芝を踏みしめ、最終調整を行った。自身初のオープン戦で対峙(たいじ)するのは、同じルーキーの逸材。佐藤柳は倉敷でのマウンドへ向け「なるべく球数を少なくして、チームのためになるようなピッチングをしたい」と意気込んだ。
意識しない方が難しい。楽天のドラフト1位・宗山の存在だ。すでに攻守で高いレベルのプレーを披露しており、1日も出場が濃厚。「あくまでいつも通り一人の打者として投げると思う」とした上で、「同期だし、負けたくない。いろんなボールを使いながら抑えたい」と闘志を燃やした。
前回登板のロッテとの練習試合(19日)では、先発し2回1安打無失点の好投も「力んだ部分があった」と満足はしていなかった。今回は3イニングを予定。「もっと長いイニングを投げる想定で投げたい。スプリットや内角の直球も試したい」と意識の高さものぞかせた。
この日は、投手指名練習に参加。本拠地のグラウンドに初めて足を踏み入れ、「本当にきれい。早く(マウンドでも)投げたい」と目を輝かせた。「先発で勝負したいという気持ちもある。首脳陣の方にも先発で起用していただいているので、その期待に応えられるように頑張りたい」と左腕。開幕ローテ入りへ、つかんだチャンスを無駄にはしない。





