広島・坂倉の決意「(勝利へ)日々勉強、考えることだけはやめたくない」「勝つことに執着していきたい」

 広島・坂倉将吾捕手(26)が2月28日までにデイリースポーツの独占インタビューに応じ、今季の目標や課題などについて語ってくれた。

  ◇  ◇

 -キャンプ中は一部別メニューだったが、若手選手と言葉を交わす場面もあった。

 「求められた時には100%返せるように、聞きに来てくれたらなるべく納得する回答をしたい。結果を残している人が全てではないし、結果が出なかった人が決して悪いわけではない。人によって合う合わないがある。その人の感覚、考えが必ずあるので」

 (続けて)

 「ただ、それを考えた上で聞きに来ているのか、考えずに聞いて来ているのかはすごく大きな差。そういった意味でも、いい返答ができればと考えています」

 -自分の引き出しにもなるか。

 「伝えたことによって、また自分が思い出すこともありますし。全てではないけど自分の復習という意味もある。聞きに来てくれるのはすごくありがたいことの一つと思っています」

 -改めて昨季を振り返った中で、敗戦の消化の仕方はキャリアを重ねることで変わってきたか。

 「次の日も試合があるので切り替えないといけない。切り替えというのは徐々にできるようになってきているかなと思います」

 -昨秋にはプレミア12にも出場。1球に対する怖さは若手の頃より増している。

 「もちろんカープでの経験もそうですし、代表の試合に行ったことによって1球の怖さというのは(試合の)流れが変わるというのがあるので、そこは年々感じているかなと」

 -昨年は9月に大失速も経験した。捕手として試合に出た中で感じたことや今季への課題は。

 「やっぱり勝つことが一番なので、それをするためには、というところで、これって一つではないと思う。もちろん先ほど言ったようにピッチャーと話すことも大事だし、野手との連係も打つことも(大切)。どんどん考えることが増えるので課題もたくさんあるし、収穫を得ていることもある。本当に日々勉強かなという点においては去年の9月も踏まえて、考えることだけはやめたくないなと思いますね」

 -リードは瞬間、瞬間の判断になるが、試合の中で迷いも出てくる。

 「だからこそ、さっき言ったように考えることをやめてはいけないと思います。難しいところではあるけど(状況の)整理と判断という部分では、どんどん考えていろんなことに挑戦して失敗して、いろんなことができるようになっていきたい」

 -打撃について打率、本塁打、打点の中で今季一番重視したい部分は。

 「どれが、というよりはキャリアハイを超したいなと考えています」

 -昨季前半戦で苦しんだ経験も生きてくる。

 「それこそ、(苦しい経験を生かすことが)強い選手というところにつながってくると思う。つなげていかないといけないと思います」

 -今季はキャリアハイと捕手としての全試合出場が目標。捕手としての理想像は。

 「(最終的にチームが)勝てばいいので、そこに全力を注ぎたいというか、そういう気持ち。チームスポーツなので、みんなで束になるところは束になりたいし、勝つことに執着していきたいなと思います」

 ◇坂倉 将吾(さかくら・しょうご)1998年5月29日生まれ、26歳。千葉県出身。177センチ、91キロ。右投げ左打ち。捕手。背番号31。今季推定年俸1億5000万円。日大三から2016年度ドラフト4位で広島入団。17年9月23日・巨人戦(マツダ)でプロ初出場(代打)。

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