広島・ドラ3岡本3者連続三振! 対外試合鮮烈デビューで開幕1軍名乗り「100点満点」 新井監督もツーシームを絶賛

 「練習試合、広島3-3ロッテ」(19日、コザしんきんスタジアム)

 素材型なんて言わせない。広島のドラフト3位・岡本駿投手(22)=甲南大=が鮮烈な対外試合デビューを飾り、開幕1軍へ名乗りを上げた。3番手で登板し、3者連続三振の1回無安打無失点。「しっかり準備できて、内容も良かった。今日は100点満点かなと思います」と笑顔を見せた。

 三振を重ねるごとにファンのどよめきが増していった。五回のマウンドを託されると、先頭・寺地と次打者・友杉を低めに落ちるツーシームで空振り三振。最後は池田を外角いっぱいのカットボールで見逃し三振に斬り、実力を見せつけた。

 光ったのはツーシーム。スプリットのように挟んだ握りから放たれるボールは低めに沈み込み、計3度の空振りを奪った。「自分のツーシームに少し自信が持てた」と右腕。新井監督も「ツーシームがすごく良い。低めに来たら落ちるし、普通の高さに来たら横気味に曲がっていく。打者は多分スプリットだと思ってんじゃない?見極めづらいと思う」と絶賛した。

 元々は内野手で、大学1年秋に投手へ本格転向した異色の経歴の持ち主。指揮官は体作りを優先させる方針だが、この日の内容を見て「今日の投球が続くと(育成プランが)早くなるかもしれないね」と期待した。岡本は「開幕1軍を狙ってます」と、切れ味鋭い宝刀で周囲の期待値を上昇させていく。

 ◆岡本駿(おかもと・しゅん)2002年6月12日生まれ、22歳。徳島県出身。186センチ、82キロ。右投げ左打ち。投手。城南、甲南大を経て24年度ドラフト3位で広島入団。本格的に投手を始めたのは大学からでポテンシャルの高さに期待が持たれる。最速149キロの直球とチェンジアップに自信。

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