広島投手陣9連戦首位固めローテ 9戦で8投手が先発 菊地原コーチ「1試合1試合みんなでつなぎながら」
広島が6日からの9連戦に向け、先発ローテーションを再編することが5日、分かった。床田、大瀬良、森下、九里の4本柱の登板間隔を変えることなく、豊富な先発陣をフル活用。9戦で8投手を先発起用する強力投手陣を存分に生かすプランで、首位固めを狙う。
多彩な顔ぶれで真夏の9連戦に挑む。リーグトップのチーム防御率2・18を誇るカープ投手陣。その強みを存分に生かしながら首位固めに入る。菊地原投手コーチは「9連戦だからどうとかではなく、1試合1試合みんなでつなぎながら」と一戦必勝のスタンスを示した。
まずは6日から敵地で2位・巨人と3連戦。初戦は7月15日・DeNA戦(横浜)以来の1軍登板となる、アドゥワが担う。2戦目以降は先週と同じ並びで床田、大瀬良の順。リーグトップタイの10勝を挙げている左腕、防御率0・85のエースの好投で流れをチームに呼び込む。
9日からの阪神3連戦(京セラ)は初戦に今季初登板となる森を起用し、森下、九里と続く見込み。森は今季、2軍で16試合に登板し、防御率2・63と安定した投球を継続。菊地原コーチは「ずっとファームで結果を出している。頑張ってくれれば」と背中を押した。12日からのDeNA3連戦(マツダ)は、現在出場選手登録抹消中の玉村、野村と続き、床田で締める流れ。9連戦を8人でまかないながら、勝ち頭の床田が中6日で2度先発できるなど、プラス材料も大きい。
「みんないい状態でいてくれている。相手どうこうじゃなく、うちの野球をやって勝つこと。気負い過ぎずやっていければ」と同コーチ。強みである豊富な投手陣を存分に生かし、一気に混セを抜け出してみせる。


