広島・堂林翔太内野手（３２）が交流戦残り６試合での逆襲を誓った。打撃不振で５月１２日に出場選手登録を抹消されるも９日に再昇格。「こういうタイミングで上げてもらったので、また貢献できれば」と表情を引き締めた。

　今季は開幕４番を務めるも４月２０日・巨人戦から２７打席連続無安打。５月１２日に出場選手登録を抹消された。打撃不振での２軍降格は２１年６月以来３年ぶり。「しっかり走って振って、体のキレをまた出していこうと思って、だんだん自分の調子も上がってきた」。

　ファームの映像をチェックしていた新井監督も「バットのヘッドが走っている。バットのヘッドが走っているから、打球も強いし（ボールへの）当たり方も強い」と復調気配を感じ取っている。

　今週６試合はパ・リーグ本拠地開催。ＤＨ、一塁や外野での起用も見込まれ、指揮官は「ある程度考えているけど、まだ固まったものは決まってない。いろいろ臨機応変に決めていこうかなと思っている」と語った。

　チームはリーグ首位で交流戦は６勝６敗。７年ぶりの交流戦勝ち越しへ大事な１週間になる。「ビジターの難しい中になると思うけど、しっかり貢献できるように」と堂林。勝利に向かって、選手会長が奮闘する。