カープ内田 出世番号「63」の系譜継ぐ 丸、広輔、龍馬と活躍選手ズラリ 憧れ龍馬から「自分を信じて」

 来季2年目を迎える広島・内田湘大内野手(19)が27日、“龍馬魂”を胸に来季に挑む考えを示した。オリックスにFA移籍する西川龍馬外野手(29)から、11月の「カープファン感謝デー2023」で対面した際、帽子の裏に「人に流されず、自分を信じて頑張れ」と書いてもらった。球団の“出世背番号”である『63』を受け継ぐ若鯉が2年目のブレークを狙う。

 憧れの背中を追いかける。闘志を燃やすと同時に、増幅するのは使命感。内田は「ファン感の時、龍馬さんと話をさせてもらった。『人に流されず、自分を信じて頑張れ』と帽子の裏に書いてくれました」と激励されたことを明かした。

 先月23日に行われた「カープファン感謝デー2023」。その日はFAでオリックスに移籍する西川がファンに最後のあいさつを行う日でもあった。

 内田は西川から先述の言葉をもらい、背筋を伸ばした。「来季は本当にその言葉通り、人に流されず頑張っていきたい」。迷い、戸惑いが生まれても決してブレない。強い気持ちを貫いて、自らが信じる道を突き進む。

 西川が22年まで付けた背番号「63」を受け継いだ若鯉。球団ではかつて丸(現巨人)、田中も背負った〝出世番号〟だ。「(63番の選手は)代々、出世されている。自分で(その流れを)切りたくない。早く出世したいです」。自らも先輩たちに続く。その気持ちも原動力だ。

 1年目の今季は2軍戦87試合の出場で打率・163、0本塁打、22打点。年明けは沖縄県内でカブス・鈴木誠也、堂林、末包らとの合同自主トレに初参加する。

 「テーマは限界突破です。自分が限界と思った時にもう一歩踏み込む。そういうテーマです」と内田は意気込んだ。思えば西川もプロ2年目の2017年に5本塁打を放ち、飛躍への土台を整えた。自身も2年目のブレークを果たし、〝先代〟の熱いゲキに応える。

 ◆内田 湘大(うちだ・しょうだい)2004年9月22日生まれ、19歳。長野県出身。183センチ、88キロ。右投げ右打ち。内野手。利根商から2022年度ドラフト2位で広島入団。高校通算36本塁打だった打撃がセールスポイント。23年は1軍出場なし、ウエスタン87試合で打率・163、22打点。

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