広島2位・高 目指す現役20年 151キロ左腕「1年目からずっと1軍で」「入ってからが勝負」

 「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)

 広島から2位で指名された高太一投手(22)=大商大=は「現役20年」を目標に掲げた。

 「1年目から1年間1軍にいることが目標です。究極は20年、ケガをせず、ずっと1軍でやりきることです」

 MAX151キロを誇る左腕。大商大では西武2位の上田と、Wエースとして4季連続リーグ優勝に貢献した。2位指名には「まさかこんな高い順位とは。ビックリしました」と驚きの表情を浮かべた。

 愛媛県出身。高校から広陵に進学、広島の河野とは同級生。高は控え投手だった。

 「河野は高校では雲の上の存在。(ヤクルト3位の)石原と2人の背中を見てやってました。プロは入ってからが勝負。絶対2人には負けたくない」

 大商大では富山陽一監督の指導の下、徹底的に鍛えた。肉体面も体重は68キロから80キロまで増加。135キロだった球速は151キロまで伸びた。

 「一番は精神面。“マウンドに上がったら強気で行け”と教わってから変わりました」

 持ち味は「真っすぐのキレと内角のコントロール。エリートではないので、アピールして泥くさくやっていきたい」と話す。

 まずは11月2日から始まる地区代表決定戦で明治神宮大会関西代表の座をつかみ、その先は大学日本一の達成へ。“下克上球児”は1年目から1軍で暴れるつもりだ。

 ◆高 太一(たか・たいち)2001年7月26日生まれ、22歳。愛媛県新居浜市出身。180センチ、80キロ。左投げ左打ち。投手。今治中央ボーイズから広陵に進み大商大に進学。3年春にセンバツ出場。6月の大学日本選手権でベスト8。リーグ戦通算29試合、12勝0敗、防御率1・77。MAX151キロ、持ち球はカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォーク。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス