広島・新井監督 先制弾の堂林に「山本浩二さんも30歳から」「彼も飛躍の1年になる」
「読売ジャイアンツ3-7広島東洋カープ」(23日、東京ドーム)
広島は二回に堂林が先制12号、七回には末包が決勝弾に秋山の約4カ月ぶりの4号2ラン、八回にも末包がプロ初の2打席連続本塁打となる10号ソロで加点と効果的に得点を挙げ快勝した。
3位・DeNAとの差が2ゲームに開き、自力での2位確定の可能性が復活した。
新井監督は末包の2発について「末包さん、本人もちょっと前に“つかんだ”って言っていましたし(笑)。成長しているなと実感しますね。テクニカル的なところもそうですが、相手の配球の読みなども成長してくれているなと思います。ナイスバッティングでした」
ベンチでは末包に帽子を取ってお辞儀するパフォーマンスも見られた。
「それ映ってた?まじで。もうあれでお役御免だったので“お疲れさまでした”と」
新井監督は末包のことをヤンキースの大砲アーロン・ジャッジになぞらえてジャッジと呼んでいる。
「本人がジャッジって言っているから。こればっかりは(笑)」
4番堂林が先制弾で火付け役になった。
「ナイスバッティングだったよね。彼もずっと結果を出していますし、見ていても中心にいても据わりがいいというか、彼は素晴らしいものを持っているもし、あの(山本)浩二さんでも30歳ぐらいからバッと行ったので、彼にとっては飛躍する1年になるんじゃないかなと思います」
-秋山、菊池、上本と復帰した3選手がそろって存在感を示した。
「アキもね、力で持っていったね。追い込まれて力の真っすぐを力で持っていきましたね。あれがアキ本来のスイング。素晴らしいスイングだったと思います。(上本)崇司も早速2本。頼もしい選手が帰ってきてくれた。キクも、キクじゃなかったらアウトを取れていたかなと言うのが今日だけでも3つくらいはあったと思う。記録には残らないですけど、守備の面で彼の存在というのはいなくなって気付きますよね。彼の存在の大きさは。若い選手もどんどん彼のいいところを吸収してほしいなと思います」
菊池は2軍戦をへずに昇格した。
「彼の守備はみんなが認める素晴らしい守備なので、守備でチームを助けてくれる選手というのは少ないと思う。いないと思う。打つ打たないだけじゃなく、守ってくれと。もちろん打つほうも期待していますけど」
順位争いの意味でも大きい勝利となった。
「あと残り5試合かな。こればっかりは相手がいることなので、いつも言っているけど、自分たちは今まで通り全員野球で目の前の試合を1戦1戦、戦っていくだけなのでね。余計なことは考えず。今も別にベイスターズのことは気にならないし…今、九回の裏、4対3で…全然気にならないし(笑)。気にしても自分たちはどうすることもできないので。ただ、4対3で1点リードしているというのは知っているよ(笑)」
小園は守備で左足首をひねり、秋山は左足ふくらはぎに死球を受けた。
「小園はひねっているので、明日の具合を見てみないと。アキはふくらはぎに当たっているので、ちょっと厳しいかもしれない。当たり所があまり良くないので、明日の状態を見ての判断になると思うけど、厳しいかもしれない」
24日はマツダスタジアムに戻ってヤクルトと戦う。九里が先発予定となっている。





