広島 栗林→矢崎が踏ん張った ミラクル呼んだ気迫の0封リレー 新井監督もリリーフ陣評価

 粘りの投球で無失点に抑えた栗林(撮影・金田祐二)
 9回、力投する矢崎(撮影・金田祐二)
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 「DeNA1-2広島」(15日、横浜スタジアム)

 広島が栗林良吏投手-矢崎拓也投手のリリーフ陣の踏ん張りで勝利をもぎ取った。新井貴浩監督は投手陣の踏ん張りが、九回の逆転劇を呼んだと評価した。

 「大地(大瀬良)がすごく頑張ってくれて素晴らしい投球。その後の栗林も矢崎も踏ん張ってくれたので、最後、サク(坂倉)の本塁打につながった」

 1点ビハインドの八回に登板したのが栗林。2死二、三塁のピンチを迎えるも楠本をフォークで遊ゴロに打ち取り、9試合連続無失点。九回の攻撃につなげた。

 「走者一塁で、(戸柱を)フォークで三振を取れたのもそうですし、1回やられている楠本さんを抑えられたのは良かった」

 逆転した直後の九回は矢崎。関根を8球粘られながらも空振り三振に打ち取ると、宮崎には11球粘られながら一ゴロ。最後は6月29日の対戦で一発を浴びている牧を三ゴロに打ち取り逃げ切った。

 「(粘られても)四球を出したくないとかは考えなかった。走者がたまっても0で抑えるしかないので。自分ができることをと思って投げました」

 栗林に2勝目が転がり込み、矢崎は15セーブ目を手にした。

 矢崎は「投手は自分たちで点は取れないので、勝つより負けないことが大事。そういう意味では、みんなが最少失点で投げているのはいいと思います」と投手陣の思いを代弁していた。

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