広島 逆転負けで3連敗 新井監督「点を取られるまでは大地に任せたというこちらの判断だから」

 9回、代打の松山が凡打に倒れゲームセット。悔しげにグラウンドを見つめる新井監督(撮影・田中太一)
 6回、大島の打球を捕れず、同点適時打にする大瀬良(撮影・田中太一)
 2回、先制ソロを放った林を迎える新井監督(撮影・田中太一)
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 「広島1-3中日」(23日、マツダスタジアム)

 広島は5日以来の本拠地試合だったが、逆転負けで3連敗。9日以来の借金生活に逆戻りとなった。

 二回に林の1号ソロで先制するが、中10日で先発した大瀬良が踏ん張れなかった。

 六回に2死満塁から大島の内野安打で同点に追いつかれると、七回は2死一、二塁から細川に2点二塁打を打たれ逆転を許した。

 新井貴浩監督は大瀬良について「いいボールがいていたと思うし、しっかりゲームをつくってくれたと思います。(七回は)それも野球だから。あそこは大地に任せたと。点を取られるまでは大地に任せたというこちらの判断だから。それも野球だと思うし。でもしっかりとゲームをつくってくれたなと思います」と責めることはなかった。

 林の本塁打は2階席の看板にぶち当てる特大弾だった。

 「大きかった。すごく大きな本塁打だった、完璧に捉えて。次の打席も3-1からのレフトフライも、ツーシーム。レフトフライだけど、紙一重のいいスイングだったと思うし、最終回のマルティネスにもナイスバッティングだったと思う。中村貴浩にしても初ヒットを打って、2人ともいいものを見せてくれたなと思います」

 プロ初安打を放った中村貴と若武者2人の活躍を褒めた。

 振り返ってみれば追加点が取れていれば展開は違っていた。

 「そうですね。チャンスをつくって、いい感じで捉えているんだけど、正面に行ったり、取られたりという形だった。結果的に追加点を取れなかったけど、そこまでチャンスをつくれているし、内容的に見ても捉えているけど取られたというのが何度か見られたので、そこはまた明日ということで」

 イキのいい若手の出現で主力選手とどう組み合わせていくかが、今後の浮上のカギとなってくる。

 「相手投手との兼ね合いを見ながら。いつも言っているように、ベテランと中堅と若手と外国人選手。そこがうまくバランス良くかみ合ってくれば、またいいものをお見せできると思うので、そこは明日以降、期待したいなと思います」

 24日は連敗ストップに向けて九里が先発する。

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