野間&床田抹消 カープに暗雲 投打の主軸が戦線離脱 新井監督「しっかり治して」
緊急事態だ。広島の床田寛樹投手(28)と野間峻祥外野手(30)が17日、出場選手登録を抹消された。2人とも前日16日のDeNA戦でのアクシデントが原因。主力の離脱はチームにとって痛手だ。
床田は7回3失点で4勝目を挙げた登板後に、左肘の違和感を訴えた。患部に若干の炎症があるという。左肘は17年夏に手術を受けた箇所。新井監督は軽症を強調し「大事になる前に、こちらからストップをかけた。しっかり治して戻ってきてもらう」と説明した。
野間は、同戦の初回に右翼フェンス直撃の二塁打で、二塁へ向かう走塁中に右太もも裏を負傷。途中交代していた。指揮官は「(症状は)重くないけど、プレースタイルを考えるとスピード系の選手。中途半端に試合に入っていくと、もっと大きなことになるかもしれないし、なったら困る。しっかり治療して」と話す。
床田は右足首の骨折から復帰した今季、7試合で4勝0敗、リーグ2位の防御率1・75と安定した成績を残している。野間は打率・237。主に2番として、しぶとい打撃でチームに貢献してきた。
いずれも18日以降に広島市内の病院で検査を受ける予定。シーズンはまだ序盤戦。軽症と早期の復帰を願うしかない。