広島 恵みの雨でローテ再編 床田に“休養”中9日に変更 新井監督「前向きに捉えたい」
「広島(降雨中止)中日」(25日、マツダスタジアム)
25日の中日3回戦の雨天中止を受け、広島・新井貴浩監督(46)は先発ローテの再編に着手した。大瀬良と九里がスライドで26、27日の中日戦に先発。28日からの巨人戦(東京ド)は遠藤、コルニエル、アンダーソンの順番にし、床田を5月2日・DeNA戦まで中9日と間隔を空けて休養を取らせる。雨も無駄にしない。
新井カープは雨天中止も好機と捉える。中止を受けて、ローテ再編に乗り出した。
出場選手登録を抹消し、休養十分の大瀬良はこれ以上休ませることなくスライド登板で26日に向かわせる。九里もそのまま27日に移ることで、中8日の間隔を空けられることになった。
当初、28日に先発予定だったアンダーソンは30日・巨人戦に変更。これにより巨人3連戦は遠藤、コルニエル、アンダーソンの並びとなり、29日に先発予定だった床田は中9日で5月2日・DeNA戦(横浜)に回る。新井監督は中止について「前向きに捉えたい。天気には逆らえないので」と話した。
開幕から1カ月弱。先発陣に最初の疲れが出る前に、間隔を空けることで休養を取らせる考えだ。横山投手コーチは「疲れ切ったところで休ませると回復に時間がかかる。その前に休めたら早く戻れるし、シーズンを通して頑張れるのではないか」と意図を説明する。
22日・DeNA戦では菊池を先発から外して休ませた。今後はリリーフ陣に休養を取らせるプランもある。指揮官は「(昔と)同じような感覚でやっていたら選手が壊れてしまう」と体調管理に細心の注意を払い、シーズンを戦い抜く。




