カープ新井監督「代走でも代打1打席でも」 12日マツダで高卒含む新戦力〝1軍デビュー〟計画

 広島・新井貴浩監督(46)は10日、ドラフト2位・内田湘大内野手(18)=利根商=、同4位・清水叶人捕手(18)=高崎健康福祉大高崎=ら新人野手をオープン戦で“1軍デビュー”させるプランを明かした。

 12日・ヤクルト戦(マツダ)の試合前には新入団選手紹介が行われる。新外国人のデビッドソンや、現役ドラフトで巨人から移籍した戸根とともに新人10選手も全員そろう。指揮官はこれを好機と見た。

 「全員ベンチに入れて、マツダスタジアムの雰囲気を味わってもらおうかなと。シートノックも入って。で、隙というか機会があったら代走でも代打1打席でも守備でも就かせたい。そういう機会なかなかないからね。ルーキーの子たち、楽しみにしてます」

 大観衆が予想される日曜日。本拠地でしかも1軍の舞台となれば、これほど貴重な経験はない。投手は登板予定が決まっているため難しいが、野手ならばチャンスは十分にある。育成ドラフト1位・名原典彦外野手(22)=青森大=らも対象だと話した。

 オープン戦は残り12試合。ここからふるい落としの作業に掛からなければならない。それでも、次代を担うルーキーたちに機会をつくる。“チームは家族”という指揮官ならではの“親心”だ。

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