カープ森下「とてもうれしい」初GG賞 広島の投手では15年マエケン以来
プロ野球の守備のベストナインを選ぶ「三井ゴールデン・グラブ賞」が14日、発表され、投手部門で広島・森下暢仁投手(25)が初選出された。
念願の初受賞だ。DeNA・今永、阪神・青柳を押しのけ、3年目で届いた吉報。森下は「取りたかった賞の一つでもあるので、選んでもらえてとてもうれしい」と球団を通じて喜びを語った。
守備イニングはセ・リーグ最多の178回2/3で失策はゼロと、守備率10割を記録した。広島投手の受賞は15年の前田健太(現ツインズ)以来、7年ぶり。守備にも強いこだわりを持ち、柔らかいグラブさばきや安定感のある送球は、かつてのエースと重なる。
新井監督は「彼は何をやらせてもできる子。センスの塊。打撃も良いし、フィールディングもピカイチ。初めてでうれしいと思うけどそれは当然なのかな、彼の能力からすると。また来年も目指してほしい」と期待を言葉に変えた。
背番号18は「これからも、守備面でもチームに貢献できるように頑張っていきます」と力を込めた。来季も9人目の野手として存在感を示していく。