カープ正随〝良太塾〟入門で現状打破 「打つしかない」打力UPで競争勝ち抜く

 「広島秋季キャンプ」(9日、日南)

 広島の正随優弥外野手(26)が9日、新井良太2軍打撃コーチ(39)の助言を生かして打力を向上させる姿勢を示した。秋季キャンプ初日から直接指導を受け、この日は2人で早出練習。“良太塾”を飛躍への一助にする構えだ。

 正随は自身の打撃を「タイミングを取っていく中で差し込まれたり、(体が捕手側に)残り過ぎている部分もあった」と分析。同コーチからの助言で「そこの改善や、前で泳がされても打つといういろんな感覚にも、つながってくると思いながらやっている」と語った。

 新井良コーチは「とにかくステップした左足より前で(球を)さばいてみようか、と。自分の体の中に球を入れないように。見極めて打つのではなく、振りに行ってやめる動作にしていこう、という話をしました」と、積極打法を説いた。投球に対し受け身にならず、自分が主導していく意識を持たせていく。

 正随の長距離砲としての資質に同コーチは「バッチリあります。きっかけを何か与えられたら」と断言した。プロ2年目の20年に1軍デビューも、今季は1軍での出場はなかった。末包や中村健らライバルも多い中、正随は「打たない限り(試合に)出られない。打つしかない」と競争を勝ち抜く覚悟を示した。現状打破へバットを振り込んでいく。

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