広島・床田 リベンジ来季へ第一声「2桁、規定。貯金」 右足骨折で「まだ走れない」

 広島・床田寛樹投手(27)が14日、右足関節骨折以来、初めて取材に応じ、来季のリベンジを誓った。今季は8月3日・DeNA戦(横浜)で負傷して離脱するまで、8勝6敗と先発ローテの柱として活躍。来季は「2桁(勝利)、規定(投球回)は行きたい。貯金できるようにしたい」と目標を掲げた。

 ハマスタの衝撃から2カ月がたっても床田は走れていなかった。

 「1カ月ぐらい前に歩けるようになって、そっからジョグが全然できない。まだ走れないんで徐々にって感じです」

 8月3日・DeNA戦(横浜)の五回1死三塁の打席だった。一ゴロで走りだしたところでつまずき、体勢を立て直そうと右足を着いたところで激しく転倒した。

 「左足がつって、つまずいて、右足で止まろうとして、そのままなんかグリグリっていって“終わった”と思いました。絶対折れたと。(右足は)5カ所折れていた。1カ所だけバラバラになってた」

 重傷だったが、それでもシーズン中の復帰を目指してブルペン入りもしていたという。

 「(シーズン)終わりの試合に投げられたらと思って、ブルペンに入っていた。投げられるんですけど、走るのができないのがずっと続いた。次はCSに間に合えば、その後、日本シリーズに間に合えばって、やってたんですけど…。今は秋にしっかり走れるように、無理だったら来年に走れるようにって感じでやってます」

 今季は7月に自己最多の8勝を挙げるなど、先発の柱として活躍。順調なら初の規定投球回数、2桁勝利も見えていた。

 「打って走って骨折したんで、投手としてどうなんかなと思います。自分のミスでケガしたんで、それは仕方ないかなと」

 振り返っても仕方ない。来季へ向けて動き出すだけだ。すでに新井新監督とも対面し「焦らずゆっくり治して、頼むぞって言ってもらえた。来年に万全でいけるようにしたい」と話す。

 1日も早く万全の状態に戻すために、毎日、酸素カプセルに入っている。自費で超音波器具を購入し、足の回復に努めている。

 「2桁(勝利)、規定(投球回)はいきたいと思いますし、あとはやっぱり貯金できるようにしたい」

 大けがを克服し、23年こそ最高のシーズンにしてみせる。

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