カープ野間 とにかく全部勝つ!逆転CSへ奇跡起こせ「先を見ず一戦一戦」

 逆転でのCS進出を目指す広島が25日、マツダスタジアムで全体練習を行った。この日、3位・巨人が敗れたため、CS圏内まで0・5ゲーム差。野手主将の野間峻祥外野手(29)は4年ぶりのAクラス入りへ、残りの3試合全勝へ闘志を燃やした。奇跡を信じて自軍の勝利だけを追い求めていく。

 視線の先にあるのは勝利のみ。全体練習後、居残り特打で汗を流した野間は残り3試合に向けて「もう勝つしかないので、先を見ず一戦一戦、みんなで目の前の試合を全力でやっていきたい」とチーム一丸を強調しながら、最後の力を振り絞る姿勢を示した。

 目指すは逆転でのCS進出。現在、阪神と同率4位で3位・巨人とは0・5ゲーム差。自力でのCS進出の可能性は消滅しており、進出を果たすには阪神、巨人の試合結果が関係する。それでも「まずは僕たちのことをしっかり(やる)」と他球団には目を向けず、白星をもぎ取ることだけに専心していく。

 重圧が懸かる3試合になるが、過度に力まず自然体で臨む構えの重要性を説いた。「考え過ぎて固くなると、自分たちのプレーが固くなる。いつも通り、目の前の試合を勝つためにどうすればいいかを考えてやっていけば、おのずと結果はついてくると思う」。気負わず、自身の役割を果たすことが勝利につながると心に刻む。

 攻撃陣のけん引役としては、打線を活気づける活躍を誓う。「1番はチームの勢いをつくれる打順。1回でも多く出塁して何とかクリーンアップにいい形でつなげられるように」。今季は82試合で打率・308を記録しているトップバッターは数多く好機を演出する構えだ。

 コンディション不良で20日の中日戦からは2試合続けてベンチ入りを外れた。23日の阪神戦で先発復帰し「もう問題なくいけます」と、うなずいた。野手主将に就任した今季は春先、不振で2軍調整の期間もあった。夏場はコロナ感染による離脱も経験。蓄積したもどかしさは、シーズン最終盤で晴らす。

 19年は勝てばCS進出が決まるレギュラーシーズン最終戦で敗戦。阪神が3位となり、CS出場を逃す悔しさも味わった。「みんなしんどいと思いますが何とか踏ん張って頑張っていきたい」と野間。残り試合は全てマツダスタジアムでのホームゲーム。泥臭く勝利への執念を燃やして、本拠地を熱くさせる。

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