広島・佐々岡監督 40号の村上に「単打、単発で済んだのは結果オーライというところ」
「広島6-3ヤクルト」(11日、マツダスタジアム)
広島は四回に西川の7号3ランで先制すると、1点差に迫られた六回には小園、会沢の連続適時打で突き放し、今季0勝2敗と苦戦していたサイスニードを攻略した。
広島・佐々岡真司監督は西川の一発について「サイスニードをなかなか打てなかった分、ストレートをなかなか仕留められないというのが今年だったので、龍馬の3ランは大きいですし。チームも良い雰囲気にというかね」と効果の大きさを口にした。
この場面、西川はカウント3-0からの4球目を本塁打にした。「一発で仕留められる、ファウルにならないというところが龍馬らしいというところですね」
先発の野村は5回1失点(自責点0)で2勝目となった。「何とか、先頭を4回出しているというところで苦しい投球にはなったが、それを最少失点で粘り強く投げてくれたというところでしょう」
六回からは継投に入った。「(野村の)ボール自体も見て、すぱっと判断しましたけど、ちょっとザキ(中崎)がね。いいボールも来ているんですけど2死から(サンタナに本塁打)というところを、一発を避けてもらわないと」
八回にターリーが村上に40号を献上したが、3連戦を通じてこの一発だけ。「まあこのシリーズはソロであればと、そんなことを思いながらやってきた中で、ああいうところはさすがだなと。40本打っている選手は本当に見逃してくれない。さすがだと思いますし。こっちとしては単打、単発で済んだというのは、まあ結果オーライというところで」
体調不良で外れていたマクブルームが六回に代打で登場したが、申告敬遠。12日・巨人戦からのスタメン復帰について「きょうまで様子を見てというところなので、大丈夫だとは思います」と明言した。
首位ヤクルトに3連勝。「後半は本当に苦しい戦いの中で、ここにきてマツダ、地元で首位ヤクルトに3つ。ずっとやられていたのでね。これで本当に勢いにのって、残り少ない中で、全員でやっていきたいと思います」
残り37試合、ヤクルトとは10ゲーム差となった。





