広島・野間 5戦連続マルチ 通算100度目「何とか塁に」マクブルーム再離脱も打線けん引

 「広島2-0ヤクルト」(9日、マツダスタジアム)

 響かせた快音が、球場全体に熱気を生む。広島・野間峻祥外野手は快足を飛ばして一気に三塁へ達した。先制点への糸口となる価値ある一打。「何とか塁に出たいと思っていた。いい結果になって良かった」。トップバッターとしての役割を果たし、勝利への道筋を明るく照らした。

 三回1死で高梨の内角144キロを力強く振り抜いた。打球が右翼線に転がると、スピードを上げながら二塁を蹴り、滑り込むことなく三塁打とした。場内が盛り上がる中、続く菊池涼の三ゴロで本塁に生還。首位・ヤクルト相手に先手を奪い、森下を援護した。

 五回1死ではコンパクトに左前打。これで5試合連続、通算では100度目のマルチ安打とし「何とか塁に出て、というのが僕の仕事。そこはどんな形でもできればいいかなと思っている」とリードオフマンとしての自覚をにじませた。佐々岡監督も「1番が出て攻撃できれば相手も嫌でしょうし、好調を維持してほしい」とさらなる期待を寄せた。

 森下を一塁に置いた七回こそ投ゴロ併殺に倒れたが、三回と五回は出塁。「少し暢仁のことも頭に入れながら。(森下が)打って走った後はできるだけ時間を取ってあげたい」。献身的な野手主将がグラウンドで躍動を続けていく。

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