広島・佐々岡監督「きょうは大瀬良の投球に尽きるでしょう」熱投のエースを絶賛
「DeNA0-7広島」(24日、横浜スタジアム)
広島は先発の大瀬良が安定感抜群の投球でDeNA打線を抑え、6安打無四球の完封で6勝目。チームを約1カ月ぶりの3連勝へ導いた。
打線も初回に坂倉が2点二塁打を放つと三回に菊池涼、四回に中村健、九回に坂倉と3本塁打で効率よく得点した。
佐々岡真司監督は大瀬良について「昨日、一昨日と延長戦を戦ってきょうの移動試合で、リリーフ陣が結構投げていた中で、(大瀬良)大地も感じるものもあっただろう。そこはしっかりと1人で投げ抜いてくれたのはね。こういう時こそという。さすがエースですね」と絶賛した。
大瀬良は35日ぶりの勝ち星。3連敗と苦しんだが、本来の投球を取り戻した。
「体のね、腕の振り、使い方、キレ。腕の振りもしっかりできていたので、真っすぐの強さ、また変化球のキレも打者の反応を見ても、体をしっかりと全体使うことができていたように見えました」
前回の中村奨から正捕手・会沢に代えた。
「会沢も状態が悪くないので。前回はちょっと変えてみようという気持ちの中。今日は会沢というのは早めに決めていましたから」
攻撃陣についても評価した。
「2アウトからつながって点をとれたのは相手にダメージを与えたと思う。(七回)2アウトから四球をきっかけにものにできたことも大きかったし、一発も効果的に出た。この球場は何点あっても怖さというのがあるので、風を味方にできたというのは。とはいってもきょうは大地のピッチング。中継ぎ陣があれだけ使っていた中で投げ抜いてくれたことに尽きるでしょう」
5連敗のあと、引き分けを挟んで3連勝と流れを呼び戻した。
「そこを大事に戦いたい」
25日は森下が先発する。