カープは大瀬良でも勝てず オリックスに4年越し10連敗 次回10日登板回避も
「広島1-4オリックス」(3日、マツダスタジアム)
広島のエース・大瀬良大地投手(30)でも止まらなかった。昨季のパ王者の前に完敗。17年の勝利を最後に対オリックスは4年越しの10連敗となった。
初回に1番・野間の安打から犠打で送って3番・中村奨でかえすという本来の野球で先制しながら、二回、伏見に2ランであっさり逆転を許す。広島は交流戦10試合で12球団唯一の本塁打0。一発の威力をまざまざと見せつけられた。
四回には2死一、二塁から太田に三遊間を破られるが、堂林の好返球で本塁アウト。だが、打球を追った坂倉が走塁を妨害として生還が認められる。佐々岡監督の猛抗議も実らず失点。五回にも2死二塁から杉本を申告敬遠。マッカーシーとの勝負を選ぶが、適時打でさらに失点を重ねた。
大瀬良はこれで19年6月5日・西武戦(メット)を最後に交流戦の勝ちがなく、5連敗となった。
「何とかゲーム作りたいと思ってたんですけど。全体的にやっぱりいい時のボールではないのかなと。(打者の)反応を見てても思うので。何とか今の状況をしっかり打破していかないといけない」
佐々岡監督もエースの不調に頭を悩ませる。「前回、今回、良くないというふうには見えますね。(次回登板?)明日、1回考えて」と交流戦最後の先発予定となる10日・西武戦の回避の可能性すらにおわせた。



