広島・菊池涼がV犠飛 待ちわびた先制劇!25イニングぶり得点 堂林の二塁打から

 「広島1-0日本ハム」(31日、マツダスタジアム)

 マツダスタジアムのファンの温かな拍手に包まれて広島の代走・曽根はチーム25イニングぶりのホームを踏んだ。

 0-0の八回。好投の床田に代えて宇草を送った。対して日本ハムベンチは左腕・宮西にスイッチ。佐々岡監督はすかさず代打の代打で堂林をコールした。プリンスが期待に応えて左翼への二塁打でチャンスメークすると、好調・野間にバントで送らせ1死三塁。菊池涼は初対戦となった玉井の3球目を左犠飛で待望の先制点。これが決勝点となった。

 お立ち台で菊池涼は「床ちゃんがキレキレの投球をしていて、僕らがキレ全くなかったので、申し訳ないなと思っていました。絶対ここで1点取りたいという気持ちで入りました」と振り返った。

 27~29日までペイペイドームで行われたソフトバンク3連戦ではわずか1得点と貧打に苦しみ、交流戦単独最下位にも沈んだ。

 「流れが悪かったり、ベンチがちょっと暗すぎるなという日々が続いていましたので、なんとかこの1勝を機にベンチもファンの方たちも、声は出せられないですけど、勝ち続けていきたい」

 敵地での苦い思い出はひとまず置いておいて、本拠地6連戦で流れを変える。

 「どんな状況でもやるしかない。明日もどんどん攻めていきたい」

 背番号33がチームの思いを代弁した。

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