広島・佐々岡監督自信、つなぎ野球で打倒パ 昨年交流戦は最下位、悔しさ晴らす

 「日本生命セ・パ交流戦」が24日、開幕する。広島・佐々岡真司監督(54)は23日、つなぎの攻撃で打倒パ・リーグを誓いに立てた。総得点202は12球団トップ。全員野球で貯金6を積み上げ、リーグ3位に位置する。昨季は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり3勝12敗3分けの最下位に終わった。自信を持って臨む今季は、白星を積み重ね昨季の悔しさを晴らす。

 シーズンの行方を左右すると言っても過言ではない交流戦が始まる。佐々岡監督は「打線が好調。先発がしっかりと試合をつくってくれているので自信を持って戦える」と言い切った。手応えを持って臨む18試合だ。

 「うちの野球、つないでつないで、1点、1点を取っていく」

 ロッテ、ソフトバンク、日本ハム…と続く戦いに開幕からのスタイルを貫く覚悟だ。敵地ではDH制が採用されるが菊池涼、西川、マクブルーム、坂倉と続く2~5番の上位打線は「変えない」。攻撃の軸を固めて託す。

 「右左もあるし、変化球投手とか、対応できる選手を選ぶ」

 DHで起用する選手は固定しない方針を明かした。候補には松山や長野などが挙がる。戦況に応じて2軍から走力を兼ね備える選手の昇格もプランにある。攻撃の幅を広げて得点力アップを狙う。

 小窪内野守備走塁コーチの存在も心強い。昨季はロッテでプレーし、パ・リーグの野球を肌で感じ取った。選手の特長などは大きな財産。スコアラーからのデータを含め、多角的な視点から攻略方法を導き出していく。

 「最低5割。そこから貯金ができれば」

 新型コロナウイルスの陽性者が続出した昨季は、投打の歯車もかみ合わずに3勝12敗3分けの最下位だった。

 「ここまで良い戦いができている。変に意識せず(リーグ戦と)同じような感じでいけば今年は違う。選手全員が自信を持って戦えば必ず結果が出る」

 いつも通りに。胸を張ってグラウンドに立ち、交流戦を笑顔で終えてみせる。

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