投手が試合で使用するグラブは野球規則で「どんな方法であっても幻惑させるものであってはならない」との決まりがある。ほぼ単色でシンプルなものに限られているのだ。だが練習時となると、各メーカー特注の華やかなグラブで手元は彩られる。カラフルでデザイン性にあふれた“相棒”と一緒に、キャッチボールやノックで汗を流している。
広島・遠藤に聞くと「大きさ、形、重さは試合用と同じ」なのだそうだ。選手それぞれに違いはあるだろうが、気分転換アイテムとしても一役買っているのかもしれない。グラブに選手の個性を見られるのもまた楽しい。