カープ新助っ投アンダーソンは5日巨人戦デビュー 先発ローテ5枠目を奪う
広島の新外国人、ドリュー・アンダーソン投手(28)=前レンジャーズ=が2日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加した。5日・巨人戦(マツダ)での先発が見込まれており、ウエスタンでは3試合で1勝0敗、防御率3・24。ベールを脱ぐ最速155キロ右腕が強気の投球でG打線を斬り、チームに勢いをもたらす。
青空の下でアンダーソンの笑顔がはじけた。来日から1カ月以上が経過し、準備は整った。デビュー戦は5日・巨人戦が濃厚だ。「イニングを稼ぎ勝利に貢献できるような投球をしたい」と力を込めた。
ウエスタンでは3試合に登板し1勝0敗、防御率3・24を残した。衝撃的だったのは初登板した4月9日・同阪神戦だ。6者連続三振を含め6回9奪三振1失点。最速152キロの直球を軸に、奪三振ショーを披露した。
レンジャーズに所属していた昨季は大谷から空振り三振を奪った。それでも助っ人は「理想は1球でアウトを取ること」と言い切る。先発として長い回を投げ試合をつくることに重きを置いている。
1軍戦はテレビ観戦しており、日本打者の傾向などは分析済み。「長所だったり、ここが弱いんだろうなと短所も見るようにしているよ」。リーグトップの137得点を誇るG打線攻略についても準備は万全だ。
この日はブルペン入りし、佐々岡監督らが見守る中、登板前最後の投球練習を行った。前回4月28日のウエスタン・ソフトバンク戦では、打席で頭部死球を受けて交代するアクシデントがあったが、問題はない。
大瀬良、九里、床田、森下の4本柱は安定感がある。助っ人が5本目の柱となれば戦力はさらに厚みを増す。「強い気持ちを持って打者に向かっていきたい」。本拠地のマウンドで躍動してみせる。





