「ヤクルト１－５広島」（１３日、坊ちゃんスタジアム）

　広島は、床田が粘りの投球で６回１失点。打線は３試合ぶりに先発起用した堂林が先制打を放つなど、佐々岡真司監督の采配が的中した。

　指揮官は床田について「悪いながらも低めに集めて投げていた。粘り強く、そういう面では投げてくれたと思います」と話し、今季の成長についてはこう分析した。

　「本当に球の強さが出てきて、抑えてきた。ちょっと前回とね、調子がという中でこういうふうに試合をつくれるのは今年、成長しているところです」

　堂林の先発起用については「いろいろ悩むところはあったけど、相性というか、そういうのを考えながら決めました。そこで先制のタイムリーを打ってくれた。相手のミスで、そこでキク（菊池涼）がね。キクの２点が大きかったと思います」と話した。

　菊池涼は二回に２点打、四回にも追加点となる適時打で３打点の活躍を見せた。

　「キクの２アウトからの１点というのもね（大きかった）。つないで、という攻撃の中で本当に仕事をしてくれました」

　松山での２連戦は１勝１敗。２日間の休養を経て１６日からマツダスタジアムで、前回の対戦で３連敗を喫した中日を迎え撃つ。