広島 敗戦も床田は快投 2勝目逃すも巨人戦は昨季から16イニング連続無失点
「広島1-2巨人」(6日、マツダスタジアム)
逆転負けの広島が、マツダスタジアムで今季初黒星を喫した。1点リードの八回に2番手・中崎が吉川に逆転2ランを被弾。敗戦の中、先発した床田寛樹投手(27)の快投が明るい材料となった。
1点リードの三回2死一、三塁と同点で3番・ポランコを見逃し三振。外角低めに、この日最速となる151キロ直球を投げ込んだ。「真っすぐは、すごく良かった。スライダーがあまり良くなかったが、カーブでカウントを取れた」。カーブ、パームで緩急を生かして強力打線を手玉に取った。
7回3安打5奪三振で無失点。七回は1死一塁で丸に右中間二塁打を浴びるも、味方の素早い中継プレーで同点は阻止した。佐々岡監督も「粘り強く、いい投球だった」とたたえた。巨人戦は昨季3試合で1勝1敗、防御率1・17。プロ初完封を飾った昨年9月21日から、年またぎで巨人戦は16イニング連続無失点と、“キラー”ぶりが頼もしい。
自身開幕2連勝は逃したが、安定感抜群の左腕は「(開幕から)2戦、いい感じで投げられている。何とか最少失点でいけば勝つ可能性も高くなると思うので、変えずに粘り強く投げたい」と力強く誓った。




