広島打線 低評価見返した! 六回一挙5得点!快勝17安打11得点!

 開幕戦に勝利し喜ぶ(左から)中崎、田中、西川、上本ら広島ナイン 
 佐々岡監督(左)から祝福される末包(撮影・佐々木彰尚)
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 「DeNA3-11広島」(25日、横浜スタジアム)

 2022年カープ打線が敵地での開幕戦で爆発した。先発全員の計17安打で11得点。一発こそ出なかったが、赤のユニホームがダイヤモンドを駆け巡り、2年ぶり白星発進を決めた。

 末包、坂倉が猛打賞をマークし、西川、小園、会沢、松山もマルチ安打で大瀬良を援護。上限撤廃で満員の観衆の前での快勝劇に佐々岡監督は「僕が監督になって初めてなので、やっぱり声援が選手の力になるなということを感じた」とうなずいた。

 鮮やかな集中打だった。「相手のミスからね。どんな形でも1点というのが今日はできた」と佐々岡監督。二回に敵失から末包、大瀬良の適時打などで3点先制。六回には打者10人で一挙5点を追加。終盤八、九回も攻撃の手を緩めることなくダメを押した。

 指揮官の期待通りに野手陣が躍動した。開幕前の評論家諸氏の予想は総じて厳しかった。米大リーグ移籍で抜けた鈴木誠の穴を指摘された。「選手も見て、悔しさというか、やり返すという(気持ちで)」と奮起を促していた。オープン戦では1試合6点が最多だったが、大事な開幕戦で新打線がこれ以上ない形で機能した。

 「一つの節目、決意の年になる。これは勝つしかないという気持ちだけ」と覚悟を決めて臨む就任3年目のシーズン。最高のスタートを切った。

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