広島・森浦クイック修正中 昨季前半0→後半4盗塁許す「普通に走られた」

 広島の森浦大輔投手(23)が10日、クイックモーションを修正し“許盗塁ゼロ”を目標に掲げた。昨季は前半戦で1つも許さなかったが、後半戦28試合で4個を決められた。セットポジション時のグラブや右足の位置を改良中で、素早く投げられる形を探していく考えだ。

 課題克服が飛躍のカギになる。マツダスタジアムで自主トレした森浦は、グラブや右足の位置を一つ、一つ確かめながらキャッチボールを行った。「普通に走られた。今年はなくしていきたい」。昨季許した4盗塁を封じることが狙いだ。

 54試合に登板した中、前半戦はゼロだったものの、後半戦だけで4つ決められた。けん制のタイミングなどを相手に分析されたのが要因。昨年の秋季練習から横山、永川両投手コーチに相談し、改善を図ってきた。

 「走られると1本のヒットで点が入る」。出番は終盤だけに、与える1点の重みは大きい。けん制を含め、走者を次の塁に進めない技術向上にも力を入れ、2年連続での50試合登板を目指す。

 年末年始は故郷・和歌山で過ごした。初詣で引いたおみくじは大吉。笑顔で2年目のシーズンに臨めそうだ。

 今オフはできる限りキャッチボールなどをして肩を休ませなかった。昨季終盤は勝利の方程式の一翼を担っただけに、好感覚を維持したまま2月1日を迎えたい考えだ。

 「キャンプで投げやすい形を見つけたい。(セットポジションから)少しでも早く投げられるように工夫をしていく」と力を込めた森浦。勝ちパターンの一角を勝ち取り、勝利への道を切り開くため、左腕は試行錯誤を繰り返していく。

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