広島 九里の最多勝確定!5回1失点で阪神・青柳に並ぶリーグトップ13勝目

ヤクルト打線を相手に力投する広島・九里亜蓮=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
ヤクルト打線を相手に力投する九里(撮影・立川洋一郎)
13勝目を挙げ、佐々岡監督(左)からねぎらわれる九里(撮影・立川洋一郎)
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 「広島4-1ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)

 広島・九里亜蓮投手が最多勝のタイトルを獲得した。5回1失点で、阪神・青柳に並ぶリーグトップタイの13勝目を飾った。

 残りは広島とヤクルトが1試合(11月1日、神宮)を残すのみとなっており、初のタイトル奪取が確定した。広島投手の最多勝は、18年の大瀬良に続き12人目(14度目)。

 前回登板から中4日でのマウンドだった。初回から制球が定まらずにピンチをつくる。2四球が絡んで築いた1死満塁は西田、長岡を打ち取り無失点。二回の満塁も1失点で切りに抜け、試合を壊さなかった。三回以降も得点圏に走者を背負いながら、踏ん張った。

 この日は、本拠地最終戦だった。右腕は登板を前に「結果は後からついてくる。まずはしっかりとしたピッチングをしないと意味がない。チームが勝てるような投球をすることが一番」と話していた。どんなに安打されても四球を与えても、踏ん張り切った99球だった。

 リリーフ陣も踏ん張り、ケムナ、バード、森浦、島内、九回は栗林が締めて36セーブ。九里のタイトル獲得を一丸で後押しした。

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