広島・九里 リーグトップタイ&自己最多11勝目 初タイトルへ「目標の1つ」

11勝目を挙げ、佐々岡監督(右)にねぎらわれる九里(撮影・立川洋一郎)
 中日打線を相手に力投する九里(撮影・立川洋一郎)
1回、坂倉の適時打で生還し、九里(左)に迎えられて笑顔を見せる堂林(撮影・立川洋一郎)
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 「中日3-7広島」(6日、バンテリンドーム)

 先発した広島の九里亜蓮投手(30)は6回8安打3失点と粘投し、自己最多を更新する11勝目を飾った。リーグトップタイの勝利数に並んだ右腕はヒーローインタビューで「うれしいです」と控えめに喜んだ。

 二回2死三塁から木下拓に適時打。四回にも1点を失い、六回にはビシエドにソロを浴びたが、要所は締め、中日打線をリズムに乗らせなかった。

 佐々岡監督は「四球がなかったので、勝負はできていた。一発を打たれたので、内容を見て、(六回で)代えました。本来ならもう少し長いイニングを投げてほしかったが、先発の仕事は果たしてくれた」とたたえた。

 残りの登板機会は2、3試合。最多勝獲得となれば、自身初のタイトルだ。「タイトルを取るのはどの投手も目標の一つだと思いますし、意識しないといえば、うそになる。自分の投球ができるようにしていきたい」と闘志を燃やした。

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