広島・小園が高2以来の甲子園弾「プロに入って絶対ここでやりたいなと思っていた」

 3回、小園は右越えにソロを放つ(撮影・山口登)
 3回、右越えにソロを放ちベンチ前でナインに出迎えられる小園(撮影・佐々木彰尚)
 4回、大山の打球に飛びつく小園。適時内野安打となる(撮影・佐々木彰尚)
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 「阪神2-8広島」(29日、甲子園球場)

 広島の小園海斗内野手(21)がプロ入り後初めて甲子園で本塁打を放った。三回1死。青柳から貴重な追加点となる右越えの3号ソロを放った。甲子園での初アーチに「何とかチャンスをつくるという気持ちで。バットにしっかり乗ってくれて、いいスイングできたかなと思います」と相好を崩した。

 慣れ親しんだ舞台での一発に喜びもひとしおだ。報徳学園(兵庫)で高校2年時に出場した春のセンバツでは多治見(岐阜)との1回戦で右越え本塁打をマークした。それ以来となるアーチに「地元の兵庫県ですし、プロに入って絶対ここでやりたいなと思っていたので、そこで1本打てたので良かったかな」と聖地での一発をかみしめた。

 九回にもしぶとく左前打を放ち、マルチ安打を記録した高卒3年目が存在感を示した。

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