4戦連発の鈴木誠也 広島ミラクル勝利も演出 坂倉の劇弾「やっぱりうれしい」

 「広島8-7中日」(7日、マツダスタジアム)

 バットを高く掲げ、鈴木誠は本塁打を確信した。どよめきに包まれたスタンドの拍手を耳にしつつ、未知の領域に足を踏み入れた。自身初となる4試合連続本塁打。今季4度目の1試合2発に、広島のサヨナラ勝利をお膳立てする中前適時打など4安打猛打賞だ。

 まずは初回2死一塁で小笠原の初球144キロを捉えた。5日・ヤクルト戦に続く、4戦連続の23号先制ソロ。左中間へ突き刺し、球団では07年・新井貴浩(4月7~11日)以来の記録となった。

 七回は先頭で再び小笠原の初球を完璧に振り抜いた。高く舞い上がった打球は左翼ポール際へ吸い込まれる特大の24号ソロ。九回は2点差に迫る中前適時打を放って殊勲の坂倉につなぎ、劇的勝利をアシストした。

 ただ試合後には「明日になると自分の体の状態も変わっているので」と次戦を見据えた4番。今季2度目の4安打で打率は・313に上昇した。これまで王貞治(巨人、8年連続)と落合博満(ロッテ・中日、7年連続)しか達成していない6年連続3割&25本塁打も視界に捉えた。

 坂倉の劇弾に「若い選手が結果を出すとやっぱりうれしい。つらい思いだけでなく、いい思いもしてもらいたいから」と力を込めた鈴木誠。直近11試合で9本塁打と、“無双状態”はまだまだ続く。

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