広島・コルニエル 出た~プロ野球最速タイ165キロ!球場どよめき 大谷に並んだ
「DeNA10-8広島」(20日、東京ドーム)
どよめきが起こった。五回に登板した広島・コルニエルがプロ最速タイとなる165キロを計測した。16年のCSで日本ハムの大谷(現エンゼルス)が計測した最速記録に並び「日本最速が出てうれしい気持ち」と声を弾ませた。
1死一塁からソトへの4球目が自己最速タイの164キロ。そこから160キロ台を連発。そして、2死一、二塁。カウント0-2からの3球目だった。力強く腕を振った渾身(こんしん)の一球が165キロをマーク。高めのボール球にバットが空を切った大和は思わず顔をしかめた。
佐々岡監督は「165キロも出てたんだ」と目を細め、「スピードが彼の一番の魅力。スピードだけでは打ち返されることもあるだろうから、いろいろと経験を積んでほしい。春先からずっと期待してきた投手だから」とさらなる成長を願った。
3月下旬に支配下登録された右腕は「下半身のトレーニングに取り組んでいる。あと休日はしっかり休むことも大事。試合では体が開かないように、リリースポイントを前に前にという意識で投げている」とオンオフの切り替えとフォームの安定感が球速がアップした要因だと話した。
「次も自然体で166キロを目指して頑張ります」と記録更新を誓ったドミニカンが剛速球で新たな歴史を刻んでいく。