佐々岡監督“広島野球”宣言「一戦一戦集中して、最後まで諦めない」

 広島の佐々岡真司監督(53)が25日、最後まで諦めない「広島野球」を宣言し、3年ぶりのリーグ優勝を目標に掲げた。投手陣は守護神を任せるドラフト1位・栗林(トヨタ自動車)らの若手が台頭。野手陣は鈴木誠らの円熟味が増し、一丸で戦って先頭でゴールテープを切る。

 開幕前最後の全体練習。ナインは緊張感と共に約3時間、体を動かした。「あとは選手を信じて明日を迎えるだけ」。見守った佐々岡監督は、選手への信頼を言葉に変えた。

 対戦する福谷には昨季3試合で0勝2敗と苦しめられた。キャンプから進塁打や隙のない走塁などで好機を広げて得点する攻撃の浸透を図った。どんな状況でも全力で戦い抜くのがカープらしさ。粘り強く1点を奪っていく。

 「一戦一戦集中して、最後まで諦めない広島野球をしたい。ファンの熱い声援をもらいながら、優勝目指して頑張りたい」。2年ぶりにマツダスタジアムで迎える開幕。4年連続で開幕戦白星をもぎ取る。

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