広島・野村 開幕ローテ最後1枠へ5回2安打無失点の一発快投

 「オープン戦、広島2-1ソフトバンク」(21日、マツダスタジアム)

 “大外一気”で開幕ローテ当確だ。先発した広島・野村が5回2安打無失点。開幕前、唯一の1軍舞台で文句なしの一発快投を見せ、開幕ローテ最後の一枠をつかみ取った。「結果は良かったんでね。安心せず、もっともっと頑張っていきたい」と無四球での73球を振り返り、本番へ視線を向けた。

 テンポ良く腕を振った。二回から四回は全て三者凡退。四回1死ではフルカウントから柳田を空振り三振に斬った。内角を攻めつつ、最後は外角変化球を選択し「やっぱり踏み込ませたくない。踏み込むと打者はフルスイングできると思う。そういうことが、しにくいような投球を心掛けている」と納得顔。

 140キロ後半の速球はなくても緩急、高低を使ってソフトバンク打線を手玉に取った。6勝だった昨季より良化を感じるのは「球の高さですかね」と自己分析。「低かったり高かったり。中途半端がない」と手応えを感じている。

 佐々岡監督も「結果も含めてナイスピッチングだったので」と開幕3戦目となる28日の中日戦(マツダ)での先発を明言した。昨年10月に「右鎖骨下静脈血栓症除去術」を受け、キャンプはプロ10年目で初の2軍スタートだった。それでも“大外一気”で開幕ローテ入り。シーズンでの活躍に期待が高まる。

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