広島・床田&中村“一発快投”誓った 17日・ヤクルト戦で開幕ローテ最終テスト

 ダッシュを繰り返して汗を流す床田(撮影・立川洋一郎)
 キャッチボールをして調整する中村祐
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 広島・床田寛樹投手(26)と中村祐太投手(25)が、登板予定の17日のオープン戦・ヤクルト戦(神宮)で開幕ローテ入りを決める好投を誓った。永川投手コーチは同戦を2人の最終テストに位置づけ、結果を残せば“合格通知”を出す考え。大瀬良、九里、森下に続く存在として“一発回答”を期待した。

 激しいサバイバルレースも最終局面に差し掛かった。3月26日の開幕まで2週間を切って、オープン戦も残り5試合。17日のヤクルト戦は床田が先発し、2番手で中村祐がスタンバイ。開幕ローテの残り3枠を狙う2人が、最終テストに臨む。

 永川投手コーチは「もちろん2人とも、頭ではローテーションとして考えている。(今回の)結果も内容も良ければ、合格でいいんじゃないかな」と“一発回答”に期待を寄せた。

 床田は前回11日の2軍教育リーグ・中日戦(由宇)に六回から2番手で登板し、4回2安打1失点(自責点0)だった。17日に結果を残せば、大きな前進となる。

 「僕の場合は『この試合が大事』と、入り込み過ぎたら空回りして良くない時が多い。自分のテンポで投げたい」。過度に意識せず、自然体で臨む姿勢だ。

 中村祐は前回10日の阪神戦(甲子園)に先発して4回4安打3失点。“追試”となる17日の登板に向けて「危機感は常に持っている。何とか食らいついて、最後に自分の名前が挙がるように」と闘志を燃やした。

 開幕ローテは開幕投手・大瀬良、九里、森下が確定した。開幕まで2週間を切った段階で、開幕ローテが3枠も未定という状況は異例だ。中村祐、床田とともに、2軍で調整中の野村、高橋昂、遠藤らも候補に挙がっている。

 永川コーチは「珍しいことだと思うけど、それが現状。でも最後の最後の1試合まで、ローテーションの枠を争うのもいいんじゃないかな」。ただ、中村祐、床田は競争の中で頭一つ抜け出していることは事実。2人の奮起を促すような言葉を並べ、ローテ入りを決断させる快投を願った。

 中村祐と床田はマツダスタジアムでの投手練習に参加し、2日後の登板に備えた。17日に神宮で文句なしの投球を披露し、首脳陣から“合格通知”を受け取る。

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