広島・一岡 「勝利の方程式」返り咲きへ…昨年12月からブルペンで超速仕上げ

 広島・一岡竜司投手(29)が7日、超速仕上げで春季キャンプへ臨む意気込みを語った。昨年12月の自主トレ期間中には週2~3度のブルペン投球を行い、時には打撃投手も務めた。胸にあるのは強い危機感。「勝利の方程式」返り咲きに向け、2月1日からのサバイバルレースを勝ち抜くためにも、万全の準備を整えていく。

 いつもと変わらない静かな口調に、一岡の強い思いを感じさせた。今季は昨季の悔しさを晴らして「勝利の方程式」返り咲きを目指す。台頭する若鯉にも負けられない。11日に30歳になる男の勝負のシーズンが始まった。

 「今年で10年目。投手陣の中で年齢は上の方になるけど、それをはき違えないように。力が同じなら、年が若い方が使われる世界」

 昨年12月は廿日市市の大野練習場に通い肩を休めなかった。週2~3度、ブルペンに入り30~50球の投球練習を実施。打撃投手も務め、12月としては「超速」で準備を進めた。

 「春季キャンプに合わせ(1月に)急いで投げて壊れたら意味がない。それに去年は前半は肩を使っていないし、体も疲れるまでやっていない。肩の状態を維持させようという感じです」

 昨季は14年の広島移籍後最少となる19試合の登板で0勝1敗1セーブ、2ホールド、防御率6・23。中継ぎの開幕1軍争いは激化し、昨季1軍で経験を積んだ塹江、ケムナ、島内らに加え、チーム状況次第でドラフト1位・栗林(トヨタ自動車)ら新人が「勝利の方程式」争いに参戦する可能性がある。

 「へたくそなので僕は練習するしかない。少しでもうまくなりたい」。キャンプ初日からアピールするため、一岡は白球を握る。

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