広島・松山完璧弾 2打席目はとらえた!朝山コーチ「技術がないとできない」
「広島3-5巨人」(1日、マツダスタジアム)
手には確かな手応えが残った。グングンと伸びた広島・松山竜平外野手(35)の打球は、鯉党が陣取る右中間席の最深部へ届いた。鈴木誠に代わり4番に座って以降の本塁打は、これが初めて。高い技術を示してみせた6号2ランだった。
「1打席目はフォークにやられた。それを頭に入れてケアしながら良い反応で対応できた。しっかりと捉えることができた」
先頭だった二回は、追い込まれて落ちる球に空振り三振。2打席目の四回1死一塁では、そのサンチェスの決め球をまずはイメージしながら打席に立ちつつ、直球を完璧に捉えた。
「これは技術がないとできない」と朝山打撃コーチ。前日9月30日は無安打だったものの、それまでは12試合連続安打を記録。同コーチは「波が少ない。コンスタントにヒットが出ている」と状態の良さを言葉に変えた。
同28日のDeNA戦から4番を担う。勝負どころでの一本を課されるのが使命だ。それでも「打順どうこうは全くない。いつも通り。任された所で自分の打撃をしたい」と松山。平常心が結果につながっている。
ヤクルトの勝利により最下位に転落した。2日からは移動日なしで神宮に乗り込む。「あしたもチーム一丸で最後まで頑張る」。目の前の試合に全力を尽くすのみだ。




