広島 九里87球での交代に疑問「先発はせめて100球は」安仁屋氏が指摘

 「広島6-3中日」(15日、マツダスタジアム)

 広島が連敗を3で止めた。初回、鈴木誠の18号3ランなどで4得点。1点差の八回には堂林の2点二塁打で突き放した。先発・九里が6回1失点と粘投して4勝目を挙げた。

 デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は九里について「直球も走っていたし、変化球でもストライクが取れていた。二、四回に先頭打者に四球を与えたことは反省材料だが、このピンチも無失点で踏ん張り、持ち味を発揮した投球だった」と評価した。

 その上で「疑問に感じたのは6回87球での交代。まだ1失点だし、投球自体も十分に余力は残っていたように見えた。七回を投げ切れば、その裏には打席も回る。あと1イニングはいくべきではなかったか」と指摘した。

 チーム事情も理解はしている。「連敗中ということもあり、六回にアルモンテに一発を浴びたことでベンチも早めの継投策を考えたと思う。また、中5日で次の巨人戦(21日)に先発させる可能性もあるようだが、それでも先発はせめて100球は投げてほしい。それが中6日空けて調整させてもらっている先発の最低限の役目でもある」と語った。

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