広島・佐々岡監督「勝つことがいい薬」難敵大野雄から価値ある白星

 1回、3ランを放って生還し、(左から)ピレラ、菊池に祝福されて笑顔を見せる鈴木(撮影・立川洋一郎)
6回表中日無死、中日・大島の打球を好捕し、いきおい余って転倒する広島・J・ピレラ=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
 7回、途中登板し大島を一ゴロに打ち取るケムナ誠(撮影・立川洋一郎)
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 「広島6-3中日」(15日、マツダスタジアム)

 広島が中日の追い上げを振り切り、連敗を3で止めた。初回、ピレラの右翼線への適時二塁打で先制すると鈴木誠が無死、二、三塁、カウント3-1から中日先発の大野雄の真ん中150キロ直球を左中間席に運び、2戦連発となる第18号3ランを放った。

 その後は中日の一発攻勢で一時は1点差に詰め寄られたが、八回に堂林が貴重な追加点となる中越え2点適時二塁打を放ち、試合を決めた。

 9月1日の中日戦(ナゴヤドーム)ではエース・大野雄の前に完封負けを喫していたが、この日は初回に4連打を集めるなど攻略。左腕の連続完投試合記録を6でストップさせた。佐々岡監督は「前回やられている中で先頭が出てしっかりとつないだ。誠也(鈴木)が打った中でいい攻撃だったし、勢いがついた」と攻撃陣をたたえた。

 4位・中日との差はこれで2ゲームとなった。指揮官は「勝つことがチームにとっていい薬になる。あすも頑張ります」と話した。

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