広島・森下が6勝目 降板後に勝ち越した打線に感謝「最高の先輩たちです!」

7回、菊池涼の勝ち越し打に手を叩いて喜ぶ広島・森下=マツダスタジアム(撮影・高部洋祐)
7回、勝ち越しの適時二塁打を放つ広島・菊池涼=マツダスタジアム(撮影・高部洋祐)
ヒーローインタビュー後、スタンドの声援に応える広島・森下=マツダスタジアム(撮影・高部洋祐)
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 「広島2-1ヤクルト」(10日、マツダスタジアム)

 広島は接戦を制し、5カードぶりのカード勝ち越しを決めた。先発したドラフト1位・森下は7回109球、5安打1失点の力投。プロ初の中5日でも試合を作り、チームトップの6勝目を挙げた。

 威力ある直球に、変化球も効果的に活用。「真っすぐとカットボールだけにならず、相手も意識してくれたのかなと」。カーブにチェンジアップを交えて、今季初対戦のヤクルト打線に狙い球を絞らせなかった。

 同点の七回は2死一塁で代打・雄平。粘られたが根負けせず、最後は11球目、やや内角寄りに150キロストレートで見逃し三振。直後に味方が勝ち越し、「最高の先輩たちです!」と、勝利投手の権利を与えてくれた先輩たちに、お立ち台で感謝した。

 大瀬良、K・ジョンソンが1軍におらず、先発陣は駒不足。そのチーム状況を踏まえて送り出した佐々岡監督は「こういう状況なので頑張ってもらうと、本人と話しながら決めた。ルーキーにそうやって託すのは厳しいところでもあるが、期待している選手なのでね」と期待に応えた右腕を評価していた。

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