広島・森下「ゲームをつくらないといけない」 反省のプロ最短の3回5失点KO
「広島12-12DeNA」(4日、マツダスタジアム)
先発した広島のドラフト1位・森下暢仁投手(23)=明大=は73球を投げ、プロ最短となる3回8安打5失点(自責点3)でKO。節目の10登板目で初めて5回持たずに降板した。
初回、二回は無失点に抑えるも三回に突如乱れた。先頭の倉本、梶谷、細川に3連打を浴び、無死満塁のピンチを背負うとソトにフルカウントからの6球目。内角151キロ直球を捉えられ、右中間へ走者一掃の3点二塁打を許した。
そこから2死までこぎつけたが、味方のミスも絡み、さらに失点を重ねた。打者9人に6安打でこの回5失点。自慢の直球で空振りを奪えず、甘い球を痛打された。「三回はカウントを悪くしていまい、連打を止めることができずに大量点につながってしまった」と悔やんだ。佐々岡監督は「球数が多くなったし、球自体もいってなかった」と話した。
味方打線が五回に一挙5点得点で一時は同点とし、黒星は消してもらった。チームトップタイの5勝を挙げる新人右腕は「ストライク先行で粘られても負けないような投球をしていきたい」と反省。「先発をさせてもらっている以上はゲームをつくらないといけないので、同じ失敗をしないようにしていきたい」と巻き返しを誓った。



