広島・坂倉 森下援護ダ~ン!今季1号3ラン 初回一挙5点鯉打線組み替えズバリ

 1回、3ランを放ち、ナインの出迎えに笑顔を見せる坂倉
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 「広島7-5巨人」(21日、マツダスタジアム)

 まだ明るさが残る広島の空に、坂倉が力強い放物線を描いた。初回、2得点してなお2死二、三塁。追い込まれながら、田口のスライダーをすくい上げた。チーム、そしてドラフト1位・森下(明大)に勇気を与える最高の今季1号3ランだ。

 「最近、左投手の時に打席に立っていなかったから正直不安だった。やれることはやろう。気持ちだけは引かないようにと思って」

 1番に今季初めて長野を起用するなど打線をテコ入れして臨んだ一戦。初回に一挙5点は52試合目で初めてだ。「うまく初回はいった。こういう展開ができていなかった」と佐々岡監督。奮起した攻撃陣に目を細めた。

 守備では森下を8回1失点と好リード。回が終わると右腕の側に座り、会話を交わす場面が多く見られる。「森下さんの考えだったりをすり合わせるため。話せる時は話をしています」。打者を抑えるのは投手と捕手の共同作業。互いに迷いなくプレーするための準備に余念がない。

 昨季は一度もスタメンマスクがなかったが、今季はこの試合で捕手として12試合目の先発。「捕手でやるぞと意気込んで入った。勝ちの喜びや負けの悔しさがある。捕手として出ていることがすごくプラスになっている」。22歳の強い言葉が頼もしかった。

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