広島・森下は5回2失点で交代 6四死球で球数が増える
2枚
「巨人2-1広島」(31日、東京ドーム)
プロ初となる巨人戦に先発した広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)は今季2敗目を喫した。5回4安打2失点で6四死球と、制球に苦しんだことが響いてしまった。
初回1死から坂本、丸、岡本に三者連続四球を与え、満塁のピンチ。大城、パーラを連続三振に打ち取り、無失点に抑えたが、初回だけで32球を投げた。
二回は先頭・炭谷に死球を与え、四回も2死無走者から連続四球でピンチを背負った。三回まで無安打投球ということが薄れるほど苦しい投球だった。
1-0の四回は、2死二塁から亀井に中前適時打で同点。なおも2死一、二塁で丸の右前適時打で逆転を許した。「点を取ってもらって、抑えないといけないところ。それができなかった」と森下は唇をかんだ。
佐々岡監督は「慎重になっていた。この球場ということもあるし、巨人打線への意識もあったと思う」と話しつつ「それでも粘り強く投げたと思う」と5回2失点で試合自体をつくった点を評価。森下は「次、しっかり投げます」と次戦に視線を向けた。