広島・堂林「いいきっかけになれば」7番降格も7号3ラン
「広島4-4中日」(30日、マツダスタジアム)
広島の堂林翔太内野手(28)が、一時逆転となる7号3ランを放った。
1-2とリードされて迎えた四回1死一、二塁の第2打席。中日先発の岡野が投じた117キロのカーブを華麗にすくった。高々と舞い上がった打球は美しい放物線を描きながら左中間席に吸い込まれた。「前の打席で凡退していたので、初球から甘い球きたらいこうと思っていた。しっかりと自分のスイングができた」と表情を緩ませ、佐々岡監督は「カーブをうまく打ったね」とたたえた。
前日29日の同戦では4打数無安打2三振。打率4割を超え、絶好調だった頃に比べると「最近状態が良くなかった」とやや調子が下落。この日、打順も7番に降格したが、すぐさま一発回答で結果を示した。「(打順が落ちても)やれることは変わらない。いいきっかけになればと思う」と話した。
なお、試合は広島が九回に2死一、三塁のサヨナラのチャンスをつくったが、両軍決め手を欠き、引き分けとなった。