広島・堂林、止まらん4安打2打点 打率・418へ上昇も「必死にやっていくだけ」

 「中日4-19広島」(11日、ナゴヤドーム)

 誰もこの男の勢いを止められない。広島・堂林が4安打2打点と躍動し、今季3度目となる猛打賞をマーク。23安打19得点の猛攻撃の中心的存在で、打率は・418まで上昇した。

 三回無死一、二塁、先発・勝野の変化球を中前に運び、チャンスを拡大。初球はセーフティーバントの構えをしたが「ボールだったので、すぐに切り替えられた」とヒッティングにスイッチしたことが奏功。1イニング11安打で9得点の怒濤(どとう)の攻撃を呼び寄せた。

 三回は2死二、三塁で2度目の打席が巡ってきた。2番手・三ツ間のツーシームを捉え、投手強襲の適時内野安打。「つなげて良かったです」とプロ野球タイ記録の1イニング2安打に白い歯をこぼした。

 波に乗った堂林は七回2死満塁から右前適時打を放ち、八回にも左前打。6月20日・DeNA戦(横浜)以来、今季2度目の4安打固め打ちだ。

 打率を4割台に乗せ、巨人・岡本、DeNA・宮崎らと首位打者を争う。それでも「レギュラーでも何でもないので。ヒット数を積み重ねられるように頑張ります」とさらなる精進と活躍を誓う。

 「(打撃の感覚を)つかめたかどうかは1年やった結果なので。必死にやっていくだけです」。慢心はない。確固たる打力を示し続け、まずはレギュラーの座を不動のものにする。

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