広島・ジョンソンくやG~今季初登板初黒星 通算5勝得意の東京Dでホロ苦

 5回、巨人に勝ち越しを許し、マウンドで肩を落とすK・ジョンソン
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 「巨人3-2広島」(23日、東京ドーム)

 一度狂った歯車を、簡単に戻せなかった。四回まで1失点に抑えていた先発のK・ジョンソン。今季まだ土つかずの相手を苦しませるはずが、中盤のヤマ場で事態は暗転した。

 初回、2死二塁から4番・岡本に中前適時打で先制点を献上したが、二回以降はほぼ完璧な内容を見せた。三、四回はいずれも三者凡退。直球に多彩な変化球をちりばめ、巨人打線を手こずらせた。試合前の時点で東京ドームは通算5勝1敗、防御率1・41と絶好の相性。自身の“庭”で暗雲が立ちこめたのは五回だった。

 無死一塁で8番・炭谷を迎えた場面。2球で追い込んだがファウルで粘られ、フルカウントからの14球目を左前に運ばれた。その後2死一塁から1番・北村に中越えの適時二塁打を浴び、流れを一塁側へ渡してしまった。

 なお2死二塁から3者連続四球で1点を追加され、この回を投げ終えて5回6安打3失点で降板した。球数は四回終了時で59球。「球数がかさんでしまった。自分で崩れてしまった。そこは反省。次に向けて修正したい」と五回だけで41球を費やした乱調に唇をかんだ。

 6連戦の初戦を託しただけに、佐々岡監督は「もうひと踏ん張りしてほしかった」と粘りを求めた。大瀬良と並ぶ2本柱として期待される左腕。ホロ苦い今季初登板を糧に、次戦で挽回を期する。

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