広島・野村65球 “無休”のブルペン入り理由を明かす「感じながら」

 広島の野村祐輔投手(30)が6日、廿日市市の大野練習場で2軍通い組の練習に参加した。ブルペンで65球を投じ、今後は打者を立たせるなどより実戦を想定した投球練習を行いながら、1軍復帰を目指す。また、元広島のエースで成人T細胞白血病を公表し、骨髄移植のため入院中の北別府学氏へエールを送った。

 自身の感覚を確認しながら、黙々と腕を振った。カーブやスライダーを織り交ぜながらブルペンで65球を投じた。1勤1休制となってから、練習日には毎回投げ込みを行っている野村は「投げる機会が限られている。投げて覚えてくるものもあるし、いろいろ感じながら」と“無休”でブルペン入りする理由を明かした。

 春季キャンプ中に痛めた右ふくらはぎの状態も順調に回復。現在は、球を離すタイミングを意識し、投球バランスに留意しながら練習に取り組んでいる。今後は「打者に投げていないので、実戦を想定した投球を増やしたい」と、ブルペンで打者を立たせるなど実戦勘を養えるように工夫を凝らしていく考えを示した。

 また5日から骨髄移植のため入院した北別府氏を思いやった。同氏からはいろいろな助言を受けたといい、「コントロールで勝負するタイプの方。考え方などは参考にしてます」と神妙な面持ちで語った野村。お世話になった大先輩の病状回復を心から願っている。

 ルーキーイヤーの12年から昨季まで8年連続で開幕1軍出場を果たしている。現在2軍で調整中だが「1軍で投げられるように頑張りたい」と口元を引き締めた背番号19。時間を有効に使い、1軍昇格に向けて歩みを進めていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス